人気講師になるための秘訣とは?〜その1

 

みなさんこんにちは!

人気3倍講師プロデューサー、宮本竜弥です。

受講後アンケートの結果があまり良くない

 
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これは、講師、トレーナーをしている方なら、
一度や二度は経験していることではないでしょうか?
 
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「丁寧に説明したのに!」
「たくさんの事例と連携させて話したのに!」
「わからない顔してるから、個人ワークにいつもより多くの時間をとったのに!」
「理解できないのは、受講者の能力の問題!」
 
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こんな声をよく聞きます。
(正直、私もそう考えたことがあります….. )
 
アンケート結果が良くない場合、
 
つまり、
 
受講者が満足しないパターンには
どのようなものがあるか、考えてみましょう。
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1. コンテンツ:期待以上のものが得られたか
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要は、

 

受講者の期待に応えるコンテンツを
提供することができなかった
ということです。
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ただ、
私の感覚でいうと
(またまた誤解を恐れずにいうと)、
「本当の意味で」

 

コンテンツに対する不満が起こることは、
本当に稀です。
受講者自身も意識していませんが、要は、
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つまらなかった

 

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ということなんです。
かつて、
私は以下のような実験をしたことがあります。
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ある日、
10名の1日研修を2回行いました。
研修のコンテンツ(論理思考)、
受講者の業種業務、
年齢性別

 

はほぼ同じ2つのクラスです。
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違いは、

私のデリバリーの仕方

だけです。
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結果をいうと…
第一のクラスのアンケート結果
(5段階評価。5が最高、1が最低)は、

 

2の評価が、1人(10%)、
3の評価が、3人(30%)、
4の評価が、5人(50%)、
5の評価が、1人(10%)
でした。

 

60%が良かった、
30%がまあまあ、
10%が物足りない(満足しない)
という感じですね。
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第二のクラスのアンケート結果は、

 

4の評価が、3人(30%)、
5の評価が、7人(70%)
でした。
日本人は、
最高評価をすることが少ないことを勘案すれば、
第二のクラスはほぼ100%の満足を得られたと
考えてもいいでしょう。

 

具体的にどう変えたか?
気になりますよね?
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第一のクラスでは、
大学でありがちな一方的な座学をやり、
第二のクラスでは、
意図的に受講者を巻き込み、
ジョークを交え、笑いの耐えないクラスにしました。
すべてのケースに当てはまるとは思いませんが、
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私たち講師のデリバリーの仕方は
こんなにも「学びの効果」に影響を与える
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ということなのです。
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2. 講師の雰囲気
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私たちの雰囲気はとても大事です。
 
数年前、
大手企業出身で華麗な職歴のある、
ビジネスパーソンとしては
とても有能な講師の方とご一緒したことがあります。
彼はとても聡明で、
たくさんの知識を持っています。
しかし、
彼には(講師としては)
致命的な欠点がありました。
それは、
暗く陰鬱な印象を与える雰囲気を
まとっているのです。
そんな彼でも、
講義中はジョークも交えて話しをするのですが、
誰一人笑いません。
ジョークと気づかないのです。
 
さて…
その雰囲気を作り出しているのは
一体誰でしょう?
 
それを変えることができるのは
誰でしょう?
 
そう、
自分なんです。
 
ここで、
自分自身を振り返ってみてください。
 
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・フレンドリー ⇔    先生然としている
・楽しそう   ⇔    陰鬱(いんうつ)
・熱意ある   ⇔    冷静
・肯定的    ⇔    否定的
・笑顔     ⇔    真顔
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みなさんは、
どちらかというとどちらが多いですか?
 
右側に一つでも当てはまるものがあるのなら、
左側にシフトする努力をすることをオススメします。
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3. デリバリー
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先で少し触れましたが、
私が意図的に行っている
「ポイント」
について、項目ごとに少し考えてみますね。
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(1)講師は極力喋らない
私が毎回最も心がけているのは、
なるべく自分が喋らないようにしていることです。
例えば、
具体的な目標として、
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「3分以上連続して喋らない」
を意識しています。
講師が一方的に進める形式は、
とてもラク(講師にとって)ですが、
受講者の学びの姿勢は、深くなりにくいです。
 
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他方、
 
議論を通じて多面的に検討し、
脳みそに汗をかくようなクラスだと、
受講者はヘトヘトに疲れます。
 
でも、
 
終わった後は爽快感があり、
学びは圧倒的に深くなります。
また、
そこで得た知識が(長期に亘って)
定着しやすくなります。
 
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(2)理由を必ず伝えてから、ワークへ
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人間は、
何か気になること(疑問など)があると、
そこで思考がストップしてしまう傾向があります。
社会人受講者の場合は、
色々な意味で(笑)従順ではありませんので、
これからやることの意味や理由を事前に伝えないと、
「あれ?なんだっけ?」
となります。
その際に質問してくれればいいのですが、
中には最後までわからないまま終わってしまう受講者もいます。
こういう受講者は決まって
アンケートの評価は良くありません。
反面、
きちんと意味を伝えると、
ワークの参加度合いや集中力も増し、
より深い学びや刺激を受講者同士で与えあうことができます。
 
この状況を作り上げることができたら、
 
(講師としては)
半分以上成功したようなものです。
 
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(3)受講者の発言は「どんなものでも必ず拾う」
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クラスのムードには、
3段階あると私は考えます。
第一の段階:受講者は受け身であり、積極性はない状態。
具体的には、
・受講者が緊張している場合(最初の10分~20分程度)、
・講師が一方的に喋っている場合、
・講師と受講者が繋がっていない場合
などがあります。
第二の段階:少し「温まりかかっている」状態。
受講者が積極的に発言するには至らないが、
講師が指名すれば発言が出てくる。
私はこの状態をさらに発展させ、
受講者がさらに活発になる(第三の段階)ようにすることを心がけています。
ただ、
せっかくこの段階になったのに、
講師自ら冷ましてしまう(喋りすぎて)場面を
数多く見てきました。
第三の段階:クラスの受講者がリラックスかつ集中し、
受講者同士が
積極的で前向きに意見を交わしている
とても活気にあふれた状態。
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私は
全てのクラスでこの状態にすることを
目指しています。
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これを実現するための重要なポイントの一つに、
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受講者の発言を拾う
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ことを意図的にしています。
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とはいっても講師としては、
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「つい、スルーしたくなる受講者の発言」
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がありませんか?
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例えば、
予想しなかった受講者のつぶやき。
仮に、
「1+1=2」
になる理由を懇切丁寧に説明し、
ほぼ全員が「なるほど~」となった状態を想像してください。
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講師は心の中で、
「やったー!」
とガッツポーズをしていることでしょう。
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そんな時、
もし一人の受講者が、
「ん~わかりにくいなぁ…」
と聞こえるか聞こえないかの声で
つぶやいたとしたら、 –
あなたはどうしますか?
これって、怖いですよね?
だって、
どういう展開になるか読めないし、
どれだけ時間を費やしてしまうかもわからない。
– 
 –
 
スルーしたくなっちゃいませんか?
– 
でも私は勇気を出して、
必ずこういうコメントを拾うようにしています。
(最初は怖かったです…)
 
 –
「そうですよね~。こんがらがっちゃいますよね。
ちなみに、どの辺がわかりにくいですか?」
 
 
そして、
他の受講者に
 
「誰か説明できる方お願いします~!」
 
とサポートを頼みます。
 
 –
実は、
これって「一石六鳥」なんです。
 
一羽目:
 
「あ!わからないときは本当に質問していいんだ!」と
(質問者だけでなく他の受講者にも)認識させることができる。
 
結果、
発言しやすい雰囲気になります。
 
二羽目:
 
「この講師は、
ちゃ~んと自分たちのことを見てくれているんだ」
という信頼関係ができる。
 
この瞬間にクラスの雰囲気がガラッと変わって、
ものスゴくやりやすくなります。
 
三羽目:
他の受講者の理解レベルが理解できる。
 
四羽目:
教える受講者と
聴いている受講者双方の理解が深まる。
五羽目:
受講者同士が
ディスカッションする下地ができる
6羽目:
質問者は
他の受講者の発言(説明)に感謝し、
いい刺激になる。
また、
自分だけのために時間を取ってくれた講師の印象は
決して悪いものにはならない。
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(4)「いい質問ですね」は絶対言わない
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これ、よく言っちゃいませんか?
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でも講師は、
受講者の発言を評価するようなことを
絶対にしてはいけません。
理由は、2つです。
a. 受講者が(講師の求める)正解を探しはじめる
b. 結果、発言が慎重になりクラスが不活性化する
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私ならどうするか?について、
以下挙げますね。
a. 受講者の質問の本質に向けて掘り下げる
b. 掘り下げ、出てきたものを他の受講者に訊く
c. そこで気づきがある場合は、「そういう場合もありますね」とさりげなく全体に伝える
d. 掘り下げても気づきが(受講者から)出ない場合には、
出てきた意見と元の意見を関連づけ、「では、こういう場合は?」と気づきを促す
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(5)スピード感
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クラスを活性化させる工夫の一つに、
「テンポのいいクラス運営」
があります。
ゆったりしたクラス運営は、
一見良さそうですが、
30分を超えたあたりから
徐々に受講者は眠くなったり、
よそ事を考え始めます。
一方、スピード感があるクラスでは、
受講者の脳も高速回転するため、
ドンドン色々な意見が出やすくなり、
また多面的な理解をすることができます。
もちろん、
よそ事を考えたり眠くなる暇もありませんので、
クラスに集中することができます。
ここで、ちょっと心配事が思い浮かびませんか?
「そうは言っても本当にスピードを上げて大丈夫か?」
これ、大丈夫なんです。
人間の脳は大変優れているようで、
一旦慣れると、
スピードの速さにもついてこられるようになります。
受験の時に見たことありませんか?
倍速テープってやつ。
2倍速や3倍速のデープで勉強しているうちに、
そのスピードに慣れて
難なく聞き取れるようになるのです。
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(6)エンターテインメント性
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一言でいうと、
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楽しいとかオモシロイと感じさせる
オモシロさの定義ですが、
漫才のようなオモシロさもあれば、
プロジェクトXのようなオモシロさ、
歌舞伎のようなオモシロさもあります。
 
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私は現在でも、
試行錯誤しながら「オモシロさ」を研究しています。
本当に奥深いです。
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(7)感情と向き合う
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私は右脳を意識してトレーニングをします。
ここで私が言っている

右脳を意識

とは、
2つのことを指しています。
一つ目は…

感情。

皆さんも経験ないでしょうか?
「人は論理(理屈)だけでは動かない」
だとすると…?
そう、
気持ちや感情に影響されるのです。
だけど、
「感情」について
体系立って学んだことがある人はほとんどいません。
それと、
一定年齢上の男性は特にですが、
自分の感情と向き合ってこなかった人が
とても多くいます。
私はクラスの中でよく、
「そのときどんな気持ちでしたか?」
という質問をします。
私くらいの年代から上の方は、
大抵こう答えます。
「え?気持ちですか…
そうですね、やはりしっかりと考えた上で、
行動をすることの大切さを学びました…」
私は心の中でいつも思います。
「さすが!会社の荒波を
超えてきただけのことはある!」
しかし、

彼の答えは、

果たして「気持ち」でしょうか?

NO!
自分の感情がわからずに、
他人の感情がわかるはずもありませんよね。
名選手、名監督ならず
などとよく言いますが、
これはつまり、
スキルはあるけれど、
人の感情がわからない人
ということなのです。
こんな状態では、
リーダーシップなど
発揮できようもありません。
自分の感情と向き合い、
他人の感情を理解しようという姿勢を持ったら、
いよいよ二つ目
リーダーとして、
先輩として、
部下として、
プロジェクトリーダーとして、
家庭人として、
メッセージを発するわけです。
その際には、
理路整然とした話の前に、
感情を刺激するような話し方をする,,,
つまり、

ストーリーテリング

がとても効果があるのです。
(詳しくはまた別の機会にします)
ストーリーテリングは、
私たちの感情を刺激してくれます。
したがって、
聞き手の心にスッと入り、
行動を起こしやすくなります。
ヒトって厄介でもあり、
オモシロいものでもあるのです。

人気講師になるための秘訣とは?〜その1”への2件の返信

  1. たいへん勉強になりました。読みふけってしまいました。講師スキルは、もしかしたら、リーダーとしてのマネジメントスキルに通じるものがあのかな・・・と感じました。次回も楽しみにしています。
    宮本トレーナー、いつも学びと気づきをありがとうございます。

    1. 中西さん、

      お読みいただきありがとうございます。

      むむ、深いところにお気付きですね!さすがです。
      おっしゃる通り、リーダーとして身につけたいエッセンスは同じですね。

      引き続き、よろしくです^^)/

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